スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

弱化と消去の合図

犬との暮らしや犬育てクラスで教えていることを科学の目でみると
どう説明できるのだろうか?
その作業は心理学の基礎教育経験のない僕には結構困難なことだが、
正しいかどうかは別にして考えるだけでも楽しい。

と言い訳をしたうえで、今回は弱化と消去の合図について考えたい。

ある行動をやめてもらいたい時は、弱化と消去を使う。
並行して別の好ましい行動を強化していく(分化強化)のが常道。
その行動に悪い感情が影響しているなら系統的脱感作や拮抗条件づけ
も必要になる。

その弱化と消去について、僕が現場で使っている合図は以下の4つ。
(⑤は使っていないがついでに考えてみた)

①「あっ」
②「残念!」
③「ちがう」
④「おしまい」
⑤「Leave it!」

①「あっ」は、やめてほしい行動をしようとした瞬間に使う。
合図の後に好子を取り去り、その行動をやめれば報酬を与える。
教える際は、開いた手のひらにフードを置き、
犬が食べに来ようとしたら「あっ」と言って手を閉じる。
で、食べに来るのをやめたら「ヨシ」でフードを与える。

言い換えると
「食べに来る行動(頭を近づける)」を好子消失で弱化し、
「食べに来るのをやめる行動」(頭を離す)を好子出現で強化する。
繰り返すと好子出現阻止の弱化により食べに来なくなる。
(マテと同じ仕組み:これについてはまたの機会に…なかなかですが)

②「残念!」は、やめてほしい行動をしてしまった時に使う。
合図と同時に好子を取り去る。好子が得られないように管理が必要。

言い換えると
「食べに来た行動」をフードを隠すなど好子消失で弱化する。
(またはリードで止めるなどフードを得る機会を奪う。)
まあ、やっちゃったね、残念でした、って感じ。
好子が得られると「行く行動」が強化されてしまうので要注意。

③「ちがう」は、別の行動をとって欲しいときに使う合図。
その行動の前後では環境の変化がない=ご褒美がない=消去と伝え、
別の行動をすれば好子出現で強化する。

なので分化強化の合図と言えるだろうか?
消去するのは特定の行動というわけではないから
分化強化とは言えないか…。

教える際には「ちがう」が特定の行動(例えばフセ)の合図にならないこと、単に消去の合図にならないように注意が必要。

④「おしまい」は、消去の合図。
もうご褒美は出ないと伝える。

「おしまい」の後に要求行動に応えて「じゃあ、あと一つだけね」
などは厳禁。もうひとつオヤツをもらえる合図になってしまう。

③④の消去の合図のメリットは何と言ってもバーストが起きないこと!
チェッ!くらいのことは言うかもしれないが、合図を理解すれば、
バースト(行動が一時的に激しくなる)が起こることはない。

⑤の「Leave it!」はよく使われる合図で、「無視しなさい」という
意味で使っている…ように思う。

教え方は好子を除去(負の弱化)するというよりは、
嫌子を与えている(正の弱化)ように感じる。
(合図の声が少々怖いように思ったのだが…)

好子消失による弱化と別の行動を好子出現で強化していると考えれば、
「あっ」と同様の随伴性になる。

5つを使い分けると非常に便利な合図であることは確か。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。