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要求吠えに応えてみる?

犬が飼主に意思表示をするときに、犬の小さなサインを読み取り、
それにたまに応えることをススメしている。
その小さなサインを「要望」と呼んでいる。

吠えたりひっかいたりなどの強い要求行動は無視をし、
オスワリやフセ、アイコンタクトなど抑制のきいた「要求」や
先ほどの「要望」にはたまに応える。

しかし「犬初心者」の方には「要望」を読み取るのが難しいようで、
「要求」に応えてしまい、しかも中途半端に無視などすると
消去バーストも相まってひどい状態になることもある。

で、結局「犬初心者」の方には無視をしてもらうことが多いが、
犬の要求にしっかり応える期間を作る方法は以前に
小声の会話」でご紹介した。

「要求」を無視することはコミュニケーションを拒否している。
「あなたの言っていることは聞こえません!」と伝えているのだから。
しかし、本来犬とはコミュニケーションをとりたい。
大声(吠え)は「お行儀が悪い」ので応えないのだと伝えたいのだ。

言うことをすべて聞けばよいではないか、と言う方もいらっしゃる。
それで問題のない犬も確かに存在する。
しかし、それで「わがまま」な行動が増え(「勘違い」と呼んでいる)、
思い通りにならないと咬むという輩がでくる。


話は変わるが、
先日、友人の犬がクレートで要求えをしたのだが、
その友人が犬を振り向きもせず「ハイハイ」と返事をしていた。
犬は2,3度吠えて諦めたようで静かになった。
友人に聞くと無意識に反応していたようで記憶になかったようだが、
面白いので少し考えてみた。

要求吠えに返事をするのだから、好子出現となり行動が増える。
これは「正の強化」。
しかし、この時に犬に得られるフィードバックは「声(返事)」だけ。
犬にとって欲しいのは返事ではなくて別の「行動」だろう。

顔を向ける、近くに来る、欲しいものをくれる…などの行動だが、
求めているものは得られない。
これを「ご褒美違い」と呼んでいる。

例えば
「お小遣いちょーだい!」と言う子どもの頭をなでるようなものか。

この反応を徹底すると当初「好子」として働いていた「声」は
「求めている好子が出現しない合図」
=NRM(ノーリウォードマーカー)として働くのではないだろうか。

そうすれば「聞こえているけどそれは間違い」を伝えるのに
犬の要望を読み取る技術は不要になるのではないだろうか。


これまでもご褒美違いの利用は試してみたが、
なかなか思うような成果は得られていなかった。

クラス中にフードへの要求吠えをしたらガサガサ撫でてあげるのだが、
やはりタイムアウトの方が理解しやすいようだ。

ご褒美違いとはいえ、犬の方を見ることになる。
関心を向けるのは「好子」としての働きが大きいのだろう。
いろんな認知実験からも、人の顔の向きや目で見ている方向や物を
犬は認識して反応していることがわかっている。

最近出版された『犬から見た世界』(アレクサンドラ・ホロウィッツ著 白楊社)でも「他者の注意を操作する」という項(P184)で取り上げられている。

お客さんの犬で実験はできないので、
仲間内で試してくれる仔犬を探している。
だれかやってみませんか?
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