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共存のルール2

長い間、犬は自らの意思で人の周りをウロウロしながら生きてきた
と思われる。
今でも犬の先進国以外では、多くの犬がそうして暮らしているだろう。

DVC40011.jpg

日本でもそんな時代が長かったと思うが、
現在のように狭い場所に閉じ込められたり、
繋がれたりすることは、最近のことだと思う。
そんな急激な変化の中
現代の日本で犬が人と共存できるルールはなんだろうか?

生物的な限界に近づけば問題が起こる可能性が高まると想像できる。
そのため「犬」として最低限の自然な行動が許されることが必要だ。
「探索行動(ウロウロ匂い嗅ぎ)」
「社会行動(コミュニケーション可能な仲間がいる)」
「摂食行動(十分な食事と水が得られる)」
「健康維持(疾病や怪我など身体的・精神的健康)」
「安全環境(安全で快適な環境が常にある)」
などが前提条件となるだろうか。
(ここまで書いて、動物福祉の「5つの自由」だと気付いた。)

次いで必要なことは、社会化だろうか。
適切な社会化が行われていれば問題はかなり減るだろう。
社会化の定義はさまざまあるようだが、
フォックス博士の『犬のこころがわかる本』によれば、
「生まれた子供がまず母親に、次に遊び仲間に、そしてさらに外部の個体にと、情緒的になついていく過程のことである。」とのこと。

また、飼主とコミュニケーションがとれていることも重要。
行動研究の立場からは「他個体の行動に何らかの影響を与えること」
と定義づけられるようだが「影響」には「意図」が必要である。
相手に働きかけることで相手の行動が変わることが必要なのだ。

共存のためには、相手の気持ちを尊重することが重要。
攻撃行動を引き出すようなコミュニケーションはまずい。

例えば、
無理やり犬に何かをした時に、普段から飼主が自由に体を触ることを
許容している犬は問題が起きにくいだろう。
また、飼主のことを少し怖いと思っている犬は、
嫌だけれども我慢していて、その閾値を超えなければ大丈夫だろう。

飼主を「信頼」している犬も多少の無理やりは我慢すると思う。
「信頼」とは何か?を考えると、
「これまである状況において問題が起こらなかっただけでなく、
積極的に相手を頼りにしている」という状態や関係だろうか?
(そのためにも安全なコミュニケーションや、その人の意思に
従ったときに起こった楽しくおいしい経験がものをいう。)

次いで抑制。
集団で暮らすためには抑制が欠かせない。
お腹がいくらすいていても、僕があなたの家の冷蔵庫を
いきなり開けることは許されないし、開けることもない。
ちゃんと抑制している。でないと社会は成り立たない。

抑制を伝える方法は、抑制がメリットにつながると教える方法と
罰を与えてその行動を抑制する方法の2つあると思う。
後者は行動は抑制されても感情は変わらないこと、
状況によっては逆に悪化するなど副作用があるので注意が必要だ。

なかでも「正しい行動」の学習が欠かせない。
経験をもとに犬は自分でどんどん学んでいく。
できれば飼主の意図する行動を学んでもらえれば共存しやすい。
「正しい行動」=「人が犬に求めるお行儀の良い行動」ということ。

教え方は「科学的」に考えれば、
4つの法則」にのっとって考える。
考え方によってどの法則を使うかは異なるだろう。
ただし、「弱化」についてはデメリットを理解しておく必要がある。

最後は、「無償の愛」のもとになる愛着行動。
基本的には、子どもが親について回るような行動だ。
「安心」「不安」「回避」「混乱」がキーワードとなる。
愛着については勉強中だが、「きづな」などと関連するのだろうか。


以上をまとめると、

「5つの自由」       :自然な行動と安全な環境
「社会化」         :仲間を認識する
「良いコミュニケーション」 :相手を尊重するコミュニケーション
「抑制」          :社会を維持する我慢
「信頼」          :頼りにされる経験の積み重ね
「正しい行動の学習」    :人との暮らしのルールを教える
「愛着行動」        :無償の愛

っと言ったところか。
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