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疑り深い犬(後)

前回に引き続き、ケン氏のセミナーの話だが、
あくまで見聞なので、僕の解釈に誤りがあればご容赦願いたい。

ケン・マッコート氏の公開カウンセリングで
「疑り深い犬」と診断されたMIX犬を観察しながら、
犬が新しい環境に入った時にとる行動について解説してくれた。

心理学者アブラハム・マズローの
自己実現理論の「欲求のピラミッド」にもとづいた考え方で、
犬の安全にたいする対応を階層的に説明したもの。

ちなみにマズロー博士の「欲求のピラミッド」の考え方は、
欲求には階層があり段階的に満たされ、

1.生理的欲求(衣食住など根源的欲求)
2.安全の欲求(外敵から守られる安全を求める欲求)
3.親和の欲求(他者との関わりを求める欲求)
4.自我の欲求(価値ある存在と認められたい欲求)
5.自己実現の欲求(自分の能力を伸ばし成長していきたい欲求)

からなる。
衣食住が満たされ、安心できる環境があってこそ他者との関わりを求め、
周囲から認められることで自身の成長を求める。
ということか。

ケン氏が最初にMIX犬を自由にしたのは、
(犬にも人にも危険がないことが前提になるのだが)
以下の考え方をもとにした対応とのこと。

初めての場所に犬が身を置くとき、
1.その環境は安全か?
2.相手が安全か?
3.どの程度までなら安全か?
4.どこまで自己主張が通じるか
と段階的に確認作業を行う。

1.その環境は安全か?
 この段階では、恐怖が強ければ動かずにじっとしているかもしれない。
 少し余裕が出てくると、周りの環境を探索し始め、
 危険がないかを確認する。

2.相手は安全か?
 その場所に他者がいる場合、自分の存在が脅かされないとわかるまで、
 不用意に動かないかもしれない。
 少し余裕が出てくれば相手のことを刺激しないように探索行動を行う。
 安心できて初めて食べ物を口にすることができる。

3.どの程度まで安全か?
 相手にどれくらい自分が受け入れられているかを確認する。
 近づいてみたり、匂いを嗅いでみる。

4.どこまで自己主張が通じるか?
 物やスペースの所有権を主張したりするなど、
 自分の欲求と相手の欲求とを調整する段階。
 里親になった成犬が、数か月後に問題を起こしたりするのは、
 1、2、3の段階を経てはじめて4の段階になるため。
 
環境の安全を確認しないとケン氏(他者)に対する警戒心も消えにくい。

探索中のマーキングはよい反応で、
そこに自分の場所を確保する意味がある。
(不安からくるマーキングかもしれない。)

環境と相手が安全であることが確認できたので、
ケン氏とのやり取りを再開し始めたのだろう。

犬の動きには必ず意味がある。
少しでもその意味を知りたいと思う。
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