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人の学びにコミットする

「教える」と「学ぶ」は別物。
教えたからと言って相手が理解したとは限らない。

当たり前のことなのだけれど、何かを教える人にとっては耳が痛い。
「前にも教えたように…」は禁句だ。
教えたことを相手が今、理解しているかが重要になる。
相手が学ぶことを約束はできないが、
教え手が学び手の「学び」に責任を持って可能な限り対応することを
「コミットする」というそうだ。

DSCN1072.jpg

効果的なインストラクションにはルールがあり、
それを簡単な言葉で解説している本がある。

「インストラクショナル・デザイン」(島宗理著・米田出版)を
何年も前にインストラクター仲間に教えてもらった。
とても勉強になったが、自分のクラスにどれくらい反映できたかは
かなり自信がない。

短大で教えるようになり、
インストラクターになる人には学んでいてほしいと思い、
授業で使うためにまとめ直している。
(ほんとに「教える」ことは「学ぶ」ことだ。)

話は変わるが、
最近「犬育て教室」のカリキュラムを作り直し始めた。
いくつか目的があるのだが、
キーワードは「わかった!できた!役立った!」

知識・技術・遂行がそれぞれ対応するのだが、
(詳しくは「インストラクショナル・デザイン」をご参照下さい。)
これまで実際にカリキュラムを作るときには犬の学習を中心に
カリキュラムを組んでいた。

オスワリの後にマテを教え、ヒールポジションを…
という感じ。

しかし、飼主さんにとってどんな気づきがあり、
どのような技術をどういう手順で学び、最終ゴールとして
どんな犬の問題を飼主さん自身が解決できるようになるのか、
などの具体的な目標を飼主さんに予め提示することはなかった。

そういったことの総体としてハンドリング・テストに合格することが
ゴールになっていた。

もちろん最初から飼主さんに難しいことを要求することはないし、
徐々に難易度が上がっていくようにカリキュラムは組んでいた。
問題の解決にもつながり、それなりに機能していたとは思う。
しかし、飼主さんの学習を細かく標的行動に分けて組み立てるような
作り方ではなかった。

これでは飼主さんが効率よく「犬」を学ぶことはできない。
犬との関係づくり、コミュニケーションを
スモールステップと成功の繰り返しで学んでいく必要がある。

現在、奮闘中なので、どうなっていくかはわからないが、
犬と飼主さんの学びをリンクさせながらうまく組めれば
少しは良いカリキュラムになるのではないかと思う。

犬に「教える」ことは飼主さん自身の「学び」に通ずると思う。
先は長いが乞うご期待!

ちなみに鈴鹿短大の演習ではクリッカーによるシェイピングを中心に
カリキュラムを組んでいる。
一般のグループクラスではクリッカーは少し後になってからだ。

飼主さんにとってクリッカーはタイミングを学ぶのには良いのだが、
クラスの最初はリードのコントロール、フードの与え方…
とやることが多いので先延ばしにしている。
その上、クリッカーを怖がる犬がいるとグループクラスが成立せず、
その時点でご参加いただけなくなるという問題もある。

プライベートクラスでは犬と飼主さんのペースで進めていけるので、
早い段階からクリッカーを使用している。

カナダのリエン・バーカー氏が来日した時に教えてくれたのだが、
彼女はこの問題を解決するために、
すべてのクラスはプライベートから始め、
クリッカーが使えるようになってからグループレッスンに
入ってもらうそうだ。
(彼女の初来日は7~8年前だったが僕たちに世界の最先端の犬の
トレーニング情報を教えてくれ当時は目からウロコの連続だった。)

また、リエンさんの話を再検討するのも楽しいかもしれない。
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