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誘導から自発行動まで 「マット」

前に、学習の手順について考えたが、
実際のクラスでは、どうやって自発行動を導き出すかが難しい。

クリッカーを使ったシェイピングが早いのだが、
初めての飼主さんには難易度が高すぎるため最初は誘導を使っている。
基本的には、

誘導 → 大好き → (だまし) → 自発

という手順で犬に伝えることが多い。

今回は「マット」(マットに行って伏せる)を教える手順を
上の順序にのっとって説明してみたい。

先行行動として「フセ大好き」を犬と飼主さんは学んでいる。
伏せを自発し「伏せ続けると良いことがある」と理解している状態。
(順序が逆になるが次の機会に「フセ」の教え方も考えてみる。)

まずは誘導で犬をマットに連れてきて伏せさせる。
マットを置く位置は誤解を生みやすいので注意が必要だ。
飼主さんの正面や横にマットを置くと飼主の位置と伏せを
関連づけやすい。で、斜め前に置くようにしている。

DSCN3615_convert_20120107002851.jpg

誘導は繰り返しすぎると、誘導の動きがプロンプトとなってしまう。
(プロンプトとは行動が起こるきっかけとなる手助け。)
あとで消去するのだから余分なプロンプトはないほうがよい。

そんなわけで「誘導は3度まで」というルールに従っている。
が、3度ですべての行動が自発されるわけでもない。

ゴールをはっきりさせるために、誘導の後、
伏せの状態の犬に連続してフードを与える。
これを「大好き」と呼んでいる。
古典的条件づけと言ってよいのか、その場所とフードの関連づけだ。
(ちなみに犬はその行動を「する」ことと「している」ことは
分けて理解しているようだが、これについてはまた後日。)

この時に食べ物をたくさん持っている手(与える手でなく)の
位置が重要で、犬は「飼主がフードをその位置に持っている時」に
「マットの上で伏せているとフードがもらえる」ことを関連づける。

そこで少し意地悪をするのだが、
フードで誘惑し、動くと(正確には動こうとすると)フードを隠す。
それを繰り返すと「負の弱化」が起こり動かなくなる。
その後、「よし」で動かす。(まあ、だますわけです。)

DSCN3628_convert_20120107003001.jpg

そうすると目的の行動を自発し始める。
すなわち自らマットの方へ行くようになるのだ!
最初は自発行動が少しでも出始めたら褒め、
徐々にシェイピングでゴール(完全にマットに乗る)までもっていく。

DSCN3632_convert_20120107003100.jpg

ここまでうまくいくと10~15分程度。
以前の誘導中心の教え方では考えられない早さと確実性だ。

どうも「だまし」があるのとないのとでは、
自発度合いが違う。
だまされることでその場所(マットの上)をより意識するのだろうか。

ちなみに僕のクラスでは「マットの上に伏せる」とは、
犬の両肘がマットに乗っている状態というルールにしている。

「マット」の誘導から自発行動までを簡単に説明してみた。
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