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老犬と暮らす(1)

僕自身は、老犬を看取った経験がない。
現在一緒に暮らす2頭が僕の暮らした犬たちのすべて。
それ以前に、猫や鳥が一時的にわが家いたことはあったが、
犬は友人の家の犬しか知らなかった。

僕たちインストラクター仲間には、
子どものころから犬や動物にまみれて育った、という人たちが多くいて、
実はちょっとうらやましい。

(ある研究では、子ども時代に飼っていた動物種を
成人になってから飼う確率が高いそうだから、そうなるのもうなづける。
しかし、子ども時代に犬を飼っていた人とそうでない人の間に、
現在飼う犬との絆の強さの違いは認められないそうだ。)

そのわが家の2頭も間もなく15歳と13歳だから
老犬には違いないのだけれど介護や看護をしたわけではないので、
老犬の介護をする飼主さんの役に立つようなアドバイスはできない。

最近、そんな僕のところに老犬の介護のお手伝いの依頼があった。
秋田犬のおばあちゃんで「はなちゃん」という。
(「ちゃん」でいいのかな…「さん」のほうがしっくりくるかな)

DSCN2727_convert_20111106065853.jpg


獣医さんからのご紹介で、推定10歳。
(5歳から依頼主のところで大事にされている。)
足腰が弱っていたところに子宮蓄膿症の手術をしたが、
寝たきり状態で、世話をしようとすると吠えて怒るとのこと。

家に来て助けて欲しいとご要望をいただいたのだが、
10歳の日本犬がすぐに僕に慣れるとは思えず、
かつ、介護の経験もない僕がお邪魔して何かできるのか…
自分でも疑問に思う。

そう飼主さんにお伝えしたが、
とにかく来て欲しいとおっしゃるので、とりあえずお邪魔してみた。

エリザベスカラーを付けた「はな」さんの様子を見た感じでは、
手術やその後の処置と痛みで、不信感から苦情を言っているようだった。
犬のために必要な処置なのだからやむを得ないのだが、
犬にとってみればそんなことは関係ない。

少しおやつの力を借りながら「僕」の印象を良くしつつ、
何をすべきかを飼主さんと相談する。

まずは「介護服」。背中に取っ手のついたもので、
後で登場する「車いす」(というよりかわいいリヤカーといった感じ)
とともに、2年ほど前にすでに購入されていたものだそうだ。
この2つのアイテムで「はな」さんへの対応は大きく変わった、と思う。

とりあえずバスタオルを体の下に滑り込ませて(怒っていた!)、
お父さんが吊り上げている間に娘さんと一緒に介護服に前足を通せた。
意外とすんなり。はなさんも「あれっ?何?」って感じ。

これで寝返りやトイレの汚れを掃除することがとても簡単になった。
(といってもお母さんにとっては重労働だと思う。)

トイレは敷いてあるシーツに染み込ませ、すぐに洗濯。
床ずれができないように定期的に向きを変える。
はなさんに嫌な思いをさせずに世話が済むので、
飼主さんも少し気が楽なようす。

そのうち、背中の取っ手を持って支えると、
よろよろと歩いて庭へ出てトイレもできるようになった!
でもエリザベスカラーのせいで、地面の匂いは嗅ぎにくそうだ。

怒りやすい状態の秋田犬のエリザベスカラーを外すのは、
世話をする人にとって勇気がいると思うのだが、
傷の回復も順調なので外してやりたいとのこと。
犬にとっては良い選択だと思う。

結果的には、
これではなさんのストレスもかなり改善されたのではないかと思う。
次にお邪魔した時にはとても穏やかな雰囲気。

DSCN2825_convert_20111107000741.jpg

次第に僕にも慣れてきて、ある程度は受け入れてもらえたようす。

続きは、車いすリヤカーのお話を。
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