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勉強会報告8の2

5月の勉強会報告の続き

◆引っ張り犬対策
わが家でお預かりのゴールデン(34.5キロ)のハンドリングを通して
引っ張り犬への対処法を考える。
リードは3mや5m、1.8mの利用を想定。

①すぐにできること
・リードが張ったら進まない(手を固定し手首を返す)
・ポンピングブレーキ(リードが長い場合、一度に止めると双方の
  負担が大きいため、止めては緩める…を繰り返し勢いを止める)
・振り返ったら褒める(名前と関連づけることも)
・人が止まったら止まる(フードで強化)
・呼び戻しの練習

②少しトレーニングが必要
・ヒールポジションを教える
・床にフードを投げてアイコンタクト(衝動を抑える練習)
・リードの張り具合を常に一定に(止めたい瞬間に止める準備)
・止めたら緩める(引っ張りっこにならない)

③トレーニングが必要
・ソフトリード(オイデの合図としてリードを“ソフト”に引く)
・一緒に歩く(行きたい所に行くには飼主の横について歩くことを
  犬が自発的に選ぶ)
・リードを張る動きの「出始め」を止める(人のトレーニング)

◆こんなセミナー聞いてきた「目次」
最近はセミナーが減った。特に海外からの講師によるものは。
これまで聞いてきたセミナーの内容を簡単に紹介することで
知識に厚みが出るかも…と始めた企画。
今回は目次のみ。

・2000.01 トゥーリッド・ルーガス  「カーミングシグナル」
・2002.07 スザンヌ・ヘッツ     「デルタ協会での事業」
・2002.11 イアン・ダンバー   「イヌの問題行動としつけ」
・2002.12 スザンヌ・クローサー  「アスレティックドッグ」
・2002.12 山崎恵子     「アニマルシェルターを考える」
・2003.07 サラ・ヒース 「犬社会の支配性・階級制について」
・2003.07 小田史子         「3つの箱と4つの法則」
・2003.07 ビリング・ハースト       「生食セミナー」
・2003.11 ワイン・ハンゾーセン         「行動学」
・2003.11 ドーン・イエイクス    「チューズトゥヒール」
・2004.  ピア・シルバーニ     「パピートレーニング」
・2004.04 パメラ・リード            「ASPCA」
・2004.07 ジーン・ドナルドソン  「イヌの行動と矯正方法」
               「最先端のドッグトレーニング」
             「イヌのコミュニケーションと感情」
・2004.10 行政獣医師           「RSPCAの紹介」
・2004.11 イアン・ダンバー「トレーニングテクニックの比較」
・2005.05 ピア・シルバーニ      「コーチングスキル」
・2005.06 ケン・マッコート        「難しい犬の…」
・2005.08 リエン・バーカー        「罰を科学する」
・2006.07 レイ・コピンジャー   「イヌの歴史・行動学…」
・2006.09 ジェニファー・メッセ     「パピークラスを…」
・2006.09 中島定彦        「犬の社会的知性を探る」
・2007.03 トゥーリッド・ルーガス  「カーミングシグナル」
                (ワークショップ&キャンプ)
・2007.10 ケン・マッコート      「ボディーシグナル」
                   「コンサルテーション」
                (ワークショップ&キャンプ)
・2007.11 アンジェラ・ストックデイル「ティーチングドッグ」
・2008.03 ボブ・ベイリー       「行動の科学と技術」
・2010.09 ピア・シルバーニ      「シェルターワーク」
                       「遊びの科学」
                「攻撃性のある犬のリハビリ」
・2011.06 クライブ・ウィン     「イヌの失われた歴史」
            「なぜイヌは我々をそれほど愛するか」
・2011.11 ケン・マッコート       「ウルフパーク」
                   「エバリュエーション」
                 「行動アセスメント・学習」
・2011.11 尾形庭子          「犬と猫の問題行動」
・2012.05 イアン・ダンバー 「学習理論、実践アプローチ…」
・2013.02.24 平井潤子  「被災地に学ぶペットの防災対策」

他にもあるのですが、現在、資料捜索中!


◆認知行動療法セミナー報告
奈良の薬物依存治療共同体施設(月1回ドッグプログラムを開催)で
認知行動療法のセミナーが開催されたので、簡単にご報告。

認知療法と行動療法に分けて解説がある。
行動療法は僕たちがよく知っている手法で、
4つの随伴性や消去バーストなどの解説と治療例の紹介がある。

認知治療については、人によって物事の認識のしかたに癖があり、
その癖を知り、他の受け取り方と調整することで
考え方を少し変えてみようというもの。

セミナーはとても面白く、
お客さんとのコミュニケーションに役立つのではないかと思い、
講師として勉強会にお招きしてのセミナー開催を検討中。
赤字は悲しいのでその際は皆さんふるってご参加ください。

今回は以上です。
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勉強会報告8の1

勉強会のご報告。
4月はお休みで、5月分となる。

内容は。
・問題行動のケーススタディ4題
・クリッカーで時間を延ばす(映像)
・金魚のクリッカー(映像)
・本の紹介
・引っ張り犬のハンドリング
・こんなセミナー聞いてきた「目次」
・認知行動療法セミナー報告
など盛りだくさん。

ケーススタディ
①動くものを追うボーダーコリ-:
特に子どもに対する攻撃が見られることから要注意。
興奮して動くものを追う犬のリードを短く持ち止める飼主の脚を
転嫁行動で咬む。(出血あり?)

子どもに恐怖心がある場合は脱感作と拮抗条件づけが有効。
追う行動と攻撃行動は内的報酬が出ている可能性があるため、
経験させないことが重要。

気をそらせ追わないことをほめるが、地道な努力が必要。
並行してマテ、衝動を抑えるガマン練習、関係づくりが必要。
ヘッドカラーも有効。

クレートにいる時間が長いため改善を。
同時にコンサルテーションに必要な項目を確認。
シートに改良点あり。

②生後5ヶ月の飼主の脚を咬む柴犬:
娘が散歩に行くときと、母親との散歩帰りに咬む。
強化子は何かを考える。
「負の強化」の場合は「危険」か「帰宅」の回避が、
「正の強化」の場合は「飼主の反応」か「散歩自体」が
ごほうびとなる。

咬まれないようにしながら機能が同じ(同様の結果が得られる)
他の行動を教え強化する。
応用行動分析の手法について、次回、勉強をすることに。

③食事を出される時に牙を見せ唸る柴:
この犬は散歩からの帰りに鎖をつなごうとするとキレて咬む。
今回は食事時の問題についての報告。

アプローチの手順は、
1)おいしいオヤツを手に持って近づきオスワリをすると与える。
(ドッグフードを持っていくと唸る)
2)空の皿を置き、オヤツを持って近づきオスワリしたら皿に入れる。
3)ドッグフードとオヤツを持って近づきオスワリしたら皿に入れる。
4)ドッグフードを持って近づきオスワリしたら皿に入れる。
5)近くに置いてあるドッグフードを手に取り、
近づいてオスワリしたら皿に入れる。
6)皿の回収後はさらにおいしいオヤツをあげる。
(すべての過程で、唸ったらUターンし、
唸るのをやめたら再度近づくことを繰り返す。)

この後、唸らなくなったことから、
行動レパートリーに唸る以外の行動選択がなく、
その行動が強化されていたが、新たな行動を理解(正の強化)し、
唸ることをやめた(負の弱化)、という感じ。
リードをつなぐ件は次回にご報告。

◆映像(参加者のインストラクター制作
・時間を延ばす:犬が人の手で作った輪っかに鼻を突っ込み
そのまま静止するまでのシェイピングの映像。

・金魚の輪くぐりシェイピング:
光を二次強化子にしたシェイピングはお見事!
金魚の学習過程が見れる!
YouTubeで検索可能とのことなのでぜひ一度ご覧あれ。
D.I.N.G.O.のHPのトップページ右下にある
ブログ「ウルトラシロの…」から入れる。

◆本の紹介
普段お客様にお薦めしている本と、新しく出た本を紹介。
『ブレイン・ルール』は学習の際の脳の働き方を12にまとめたもので
とっても面白く、人に教える際に参考になる。

ヴィベケ・リーセの『ドッグトレーナーに必要な…』シリーズの
続巻2冊を紹介。
首輪による身体的影響についての記述があり、
そのひとつとして眼圧の上昇が問題視されている。

◆NRM(ノーリウォードマーカー)について考える
「あっ」は「負の弱化」(やろうとする行動を弱化)と
      「正の強化」(やめる行動を強化)
「残念」は「負の弱化」(やろうとする行動を弱化)
「違う」は消去(やろうとする行動を消去)と
      「正の強化」(他の行動を強化)

「違う」を覚えると消去バーストが起こらない。
考えてみれば古いけど画期的な合図かも。

※『弱化と消去の合図』でより詳しく紹介している。

以上、ご報告「前半」でした。

短大のカリキュラム(1)

家庭犬インストラクターに必要な知識と技術を考える際、
キーワードは「科学的に、人道的に」。

我々が考える家庭犬インストラクターというのは、
科学的な視点を持ち(ホンマかいな?を繰り返す)、
肉体的・精神的苦痛を与えない人道的なコミュニケーション方法を
飼主さんに伝えるのが仕事。

犬についての知識と犬に意思を伝える知識と技術、
それらを飼主さんに伝えるための知識と技術も学ばねばならない。
こういった知識や技術は、動物と飼主さんにかかわる職業であれば、
インストラクター業以外でも役立つと思う。

短大では、当初、インストラクターを養成することを目的に
カリキュラムを作成していた。
が、諸事情からペット業界での就職を目指すものに変更された。
それにより演習や特講の内容が若干変更され、
新たな授業(下記の⑮、⑯、⑰)が加えられた。

演習や特講では、
クラス運営やインストラクションの現場で必要な部分と
人に技術を伝える実践部分(模擬クラスなど)を減らした。
が、コミュニケーション能力はどんな職場でも必要なので
重要な部分は残した。

現在の授業は、

①ペット概論、②ペット生活論、③ペットコミュニケーション学Ⅰ
④ペットコミュニケーション学Ⅱ、⑤演習Ⅰ、⑥演習Ⅱ、⑦演習Ⅲ、
⑧演習Ⅳ、⑨演習Ⅴ、⑩特殊講義Ⅲ、⑪特殊講義Ⅳ、⑫特殊講義Ⅴ、
⑬特殊講義Ⅵ、⑭アニマルセラピー、
⑮動物看護学、⑯動物看護学演習、⑰トリミング実習

の17の専門系の授業に、
心理学や生物学、生理学、微生物学、免疫学、
マナーついての特殊講義(特講)、人間関係論
語学、情報処理
などの一般教養が加わる。

短大はこども学のコースもあるので、
発達心理学や教育心理学など他コースの専門分野も学べる。

これから数回に分けてペットコースの
カリキュラムをご紹介していこうと思う。

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